海は、物流、観光、漁業、そして私たちの暮らしに欠かせない存在である一方で、自然の脅威と常に隣り合わせです。気候変動や海難事故のリスクが高まる中、海上での安全確保はますます重要な課題となっています。
本フォーラムでは、主に小型旅客船事業における安全管理の現状と課題を見つめ直し、次世代に向けた「安心航路」の構築を目指します。基調講演には、海難分析や船員教育、安全運航の専門家である元海技教育機構(JMETS)船長で現東京海洋大学教授の竹本孝弘氏をお迎えし、現場に根ざした「シーマンシップ」の本質と、それを支える制度や教育のあり方についてご講演いただきます。また、記念講演には、世界の海を単独で航海し続ける海洋冒険家の白石康次郎氏をお招きし、極限の環境で培われた安全意識と、海と向き合う覚悟について語っていただきます。さらに、パネルディスカッションでは、小型旅客船事業者に加えて保険・教育・法律それぞれの専門家が一堂に会し、海の安全確保と体験活動の両立や次世代に向けた海洋教育のあり方について議論します。海に親しみ、海を知り、海を守り、海を利用し続けるために、私たちが果たすべき役割とは何か――そのヒントを探ります。
本フォーラムは、海事関係者のみならず、教育関係者、学生、そして海に関心を持つすべての方々に開かれた場です。ぜひご参加いただき、ともに「未来へつなぐ安心航路」について考えましょう。
【日 時】
2025年10月17日(金)13:00-17:00
【会 場】
笹川平和財団ビル11階国際会議場
東京都港区虎ノ門1-15-16
https://www.spf.org/about/access/
【主 催】
一般社団法人日本海事代理士会
【共 催】
公益財団法人笹川平和財団
【後 援】
国土交通省
【助 成】
日本財団
【プログラム】
13:00-13:20 開会挨拶 松井 直也 氏(日本海事代理士会 会長)
来賓挨拶・紹介
13:20-14:00 基調講演
竹本 孝弘 氏(東京海洋大学 教授・日本航海学会 会長)
14:00-15:00 記念講演
白石 康次郎 氏(海洋冒険家)
15:00-15:15 休憩
15:15-16:50 パネルディスカッション
パネリスト
竹本 孝弘 氏
白石 康次郎 氏
羽原 敬二 氏(関西大学名誉教授・神戸大学客員教授)
松井 直也 氏
清水 道代 氏(フェニックスサイトシーイングコーポレーション株式会社 代表取締役)
モデレーター
小原 朋尚 氏(笹川平和財団 海洋政策研究所 特任部長)
質疑応答
16:50-17:00 閉会挨拶
牧野 光琢 氏(笹川平和財団海洋政策研究所 所長)
※登壇者、演題、時間配分については予告なく変更することがありますので、予めご了承下さい。
【申 込(※参加無料・要予約)】
◎一般社団法人日本海事代理士会正会員は、本部へお申込みください。
◎一般参加ご希望の方は、10月15日(水)17時までに下記ページよりお申込みください。
https://f.msgs.jp/webapp/form/19951_jndb_1202/index.do